坐骨神経痛
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坐骨神経痛とは…
坐骨神経痛は、太ももと足(下肢)の筋肉を支配し、脳からの運動の指令を伝え、歩いた入り体のバランスをとるなどの働きをしています。
そのため坐骨神経に障害が起こると、おしりや太もも、足(下肢)がしびれたり、痛んだりします。
坐骨神経痛とはその症状のことを指し、原因はさまざまです。
主な原因として考えられているのは次のようなものです。
- 腰部脊柱管狭窄症
- 腰椎椎間板ヘルニア
- 腰椎分離症
- 腰椎分離すべり症
- 変形性腰椎症
- 脊椎・脊髄の腫瘍
- 骨盤内の腫瘍
- 梨状筋症候群
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坐骨神経痛の具体的な症状
坐骨神経痛の具体的な症状はどのようなものなのでしょうか?
主な症状としては次のようなものがあります。
- おしりに痛みやしびれ
- 太ももの外側や裏、ふくらはぎ、かかとなどにしびれや痛み
- 足が激しく痛み、歩けない
- 腰を動かすと、下肢の痛みが激しい
- 安静にしていても、おしり、下肢が激しく痛む
- 下肢痛だけではなく腰痛もある
- 冷感やだるさがある
- 体をかがめると、痛くて靴下がはけない
- 立っていると、足が痛んで立っていられない
このような症状が一つでも当てはまる方は、坐骨神経痛が疑われます。
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坐骨神経痛の予防・改善
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坐骨神経痛と姿勢の関連性
人間の体を横から見たときに背骨がゆるやかなS字状に湾曲しているのが、自然で無理のない良い姿勢です。
日常生活で、このよい姿勢を常に維持することが、坐骨神経痛や腰痛の予防と改善になります。
具体的には、横から見た状態で、
くるぶし ⇒ 膝の中心 ⇒ 骨盤の中心 ⇒ 肩の中心 ⇒ 耳
という、重心線がまっすぐ通っているということです。
この姿勢になるためのコツとしては、
- あごを引いて、まっすぐ前を見る
- 肩はリラックスさせて、体の真横に持ってくる(張りすぎも良くない)
- 腰はそり過ぎないで、背すじを伸ばす
- 頭をひっぱられているようなイメージを持つ
このような意識を持ちながら立つと、上記のような重心線がまっすぐ通った、良い姿勢になります。
ただ、この正しい姿勢で痛みが増してしまう場合は無理をしない程度で痛みが少ない姿勢を取って下さい。
例えば、腰部脊柱管狭窄症が原因の坐骨神経痛の人が、この正しい姿勢をすると腰の前湾が大きくなり、症状が悪化する場合があります。
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重い荷物の持ち上げ方
腰に負担をかけない工夫をすることが大切です。
普段の姿勢と共に気をつけたいのが、重い荷物を持ち上げるときです。
立った姿勢で、上体を前後に曲げる動作では、脊椎と骨盤のつなぎ目である腰仙椎の椎間板が支点となり力がかなり、かかります。
なので重いものを持ち上げるときは、ひざを曲げ、腰をおろして荷物を体に引き寄せるように行うようにしましょう。具体的に次のような感じです。
- 腰を落とし、体に荷物を近づけて持つ
- 片足を前に出し、荷物を体から離さずに持ち上げる
- 荷物を体につけたまま運ぶ
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坐骨神経痛と姿勢の関連性
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整体での施術
坐骨神経痛の症状が出ている方への施術は、基本的に痛みが強く出ている箇所にはあまり触らずに行います。
整体施術で、狭まった脊柱管や分離したりすべっている腰椎を治すことはできません。
しかし坐骨神経痛の症状が出ている原因としては、それが全てではないと考えています。
例えば、腰痛や足のしびれがない人でもMRIでは約30%の人に脊柱管狭窄や椎間板ヘルニアがみられるそうです。
つまり脊柱管狭窄や椎間板ヘルニアがみられたとしても、腰痛や坐骨神経痛などの症状が必ず出るわけではありません。
また、椎間板ヘルニアがみられても、3ヶ月後には飛び出したヘルニアが自然に元に戻っている事も多いそうです。
元々、腰椎がそのようになってしまう原因としては普段の姿勢の悪さなどからくるゆがみが筋肉や腰椎などに過度な負荷を与え続けた結果だと考えられます。
その積み重ねの結果、腰椎などの変形につながり、痛みやしびれなどの症状が出ているのだと考えています。
なので、まずはその原因となっているゆがみを改善していきます。
具体的には腰椎の周りだけでなく足、股関節、骨盤などそれらと関連があると考えられる部位を施術して、症状の改善を目指します。
おおた整体
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